東京いい店うまい店 文藝春秋編

☆音楽の話題が続いていたので「旨いもの愛」編へ(笑)

私が,いわゆるレストランガイド本に嵌まったのは,確か,高校生の頃だったと思う。
その当時,レストランガイドは田舎の本屋にはこの本しかなかった。
大学生になってレストランデビューしようと思ったのは渋谷のあの(名前は伏せる)著名なイタリアンの店だった。
そこは意中の娘(別稿のピアノ弾き&ハーモニカ吹き^^;)を観劇(渋谷のジャンジャン:あの宮城まり子さんの小屋である。)の後に誘ったのであるが休店していた。無知故であるが,予約もしていなかったので,開いていても,入店できたかどうかも疑問だった。
その挙げく,意中の娘を空腹のまま自宅まで送ったのである(これが最悪^^:)。
なんたるフカク,ブザマ,オロカモノメと生涯のトラウマになっている(笑)。

弁護士になってから長女を連れてそのレストランに入ったが酷かった。まず,入り口付近の粗末な2名がけに座らせられた。一見客とみられたのだろう。
出てきたワイングラスは臭かった(o_o;)。グラスを拭いた布巾が清潔で無かった可能性がある(ゲッ)。注文した料理もなんだろうこれはという代物であった。ウエイトレス兼マダム(経営者夫人だと思われる)が,常連客と思われる数名と雑談に興じており,我々への接待は放置したままであった。バブルの前であるが,客は我々と常連客しかおらず,店は閑散としていた。その後,何年かするとレストラン本から名前を見かけなくなった。当然のことだろう。むしろそのような店が評価されていたことじたい不思議であった。

私が,公務員として教えていた若者らと飯を食いに行った際などに,何事も事前の十分なリサーチが大切であることと,名前だけで,肩書きだけで,実力を評価すること無かれとうんちくを述べる際の例に挙げていた。それと君たちが多数見てきた(立派な肩書きの)弁護士たちを見れば分かっただろうとも(笑)。
そして意中の娘を口説こうと思ったら,まず旨いもの(評判の高いレストラン)に誘えと。食い物に釣られてどんな高嶺の花でも一回くらいは付き合ってくれるだろうが,そもそも食い物で誘っても駄目ならそこで諦めろとも(笑)。その後は君たちの魅力(?)で意中の人を惹きつけることができるかどうかだともね。
但し,私のこの教訓を最も有意義であったと評価してくれた若者はいなかった(笑)。
戻る。
その後,中年になってからレストランガイドを何冊も買いあさり,評価の高いレストランを順に攻めていったのは,若き日のトラウマ故だろうか。