桑 てっぽう虫

この桑の木は,人が植えたモノではない。実家の玄関脇に鳥の忘れ物か自然に生えてきたものである。
有り難いのは成長が早く(それだけ材が柔らかいことを意味するが)あっという間に2階の屋根の高さまで伸びて娘の部屋の日よけになってくれたが,これも枯らした(苦笑)。

カミキリ虫の害である。
むろん,成虫ではなく芋虫の方である,
見てくれはただの白い芋虫であるが,こやつの顎がすごい,堅い木部に穴を空けるのであるから。
被害に遭った木を見てみるとおが屑らしきものが木についていたり,根元に落ちていたりするからすぐ分かる。
わかれば殺虫剤を穴から流し込んで,ガムでも蓋にしておけばよいのである。
ただ,忙しさにかまけていたりすると被害に気がつかなかったりして手遅れにするのだ。
私もそれで桑の木を枯らした。日陰の木が無くなってしまった。
生えていた場所が玄関のたたきの脇の本当に狭い場所であったから樹勢が弱かったこともあったのだろう。
しかたがない,その脇に大穴を掘って土壌を改良してヤマボウシの2メートル程度の苗木を植えた。この木もやられやすいのであるが。