93年頃にあるところにアップしたものです。

忙中閑
昔、福島の高湯に来て、スキーをしたこと(雪質はあまり良ろしくない)があったのですが、今回はY君の慰労会ということで冬に再訪しました。久しぶりの一般温泉宿というところです。
高湯温泉たまご屋旅館に宿泊。宿屋はなかなか近代的な建物なれど、肝心の風呂はというと、1は熱く、1は温い2つの内風呂があり、別棟の茅葺き湯小屋がひとつ(有名な奴ですから写真くらいはあちこちの旅もの雑誌等に掲載されてます。)に露天風呂が3つという構成です。
一泊目は、夜半に着いて、早速、雪の中を露天風呂へ。丹前姿で、屋外へ出た途端、胴震いがきてしまい、顎が痛くなるほどの寒さ。最初に漬かった露天風呂がさほど熱くなく、外に出るにでれなくなってしまい、これではならじと50m位先にある湯小屋へふる**で、走って飛び込む。
二泊目は、東京も小雪が舞って寒かったようですが、山は大雪になってしまいました。湯に漬かっていると頭に容赦なく雪が降り積もり、真っ白。露天風呂で小一時間もいると、差し掛けがあるにもかかわらず、脱衣場に脱いだ浴衣のうえに、うっすら、いや、ごっそり積もった雪を叩いて着る切なさといったら。
お湯は、硫化水素泉で、初めての客は10分以上漬かるなと書いてあるくらい、非常に暖まることは間違いない。
宿自体は、一軒宿で周りになにもないところが良い。飯は凝っている割にはたいしたことがない。料金は大きな旅館にしては安いといったところです。なお、露天風呂は、女湯と男湯が自由に行き来できるという具合、たまたま、一緒に入ったご老人の話しによると、昔はもっとおおらかだったそうで、湯小屋の仕切りも隙間だらけだったそうです。
軟弱者が、女連れで来るにはよいかもしれません(福島県にはこの手の湯が多い感あり)。若いカップルが多くて、おじさんたちにはうらやましかった。
ただ、今回惜しむらくは、勉強会でもないのに勉強をしたいという変人がおり、持参された数10丁に及ぶ判例コピーを基に、ひたすら討論をしていたというなんとも疲れる集まりであった。
米沢の白布温泉も茅葺きの雰囲気のある宿でしたが、記憶がはっきりしませんが、同じ山系にもかかわらず、こちらの方が湯質は好ましいかな。ただ、昔、泊まった旅館での記憶だともっときつい感じがしましたが、残念なことに、どうやら一般客向きに湯を長い距離を走らせて湯の成分を飛ばしている気配でした。
スキー場(一部ゴルフ場兼用)は12月25日オープン予定ということでしたが、帰る日に前日の大雪のためオープンとなり、惜しいところでした。

えー、以上温泉ガイド終わり。