H Villa-Lobos
ギター弾きなら誰でも知っている作曲者が50年経ってやっと他の曲でも知られるようになった。
もっとも相変わらずの我が邦のクラシック界ではめったに聞かれない。このスノブさ加減はなんだろ。情けない。
でも,日本ビラ=ロボス協会なるもんができていることに気がつきました。
このサイトの原稿を書いた人物は間違いなくトンでもビラロボスオタクです。保証します(笑)
以下,メロディアスな曲を中心に集めてみた。
Melodia Sentimental
by Bidu Sayão
クラシックの歌手ならこの歌手か。
本来は,オケがバックの歌曲 映画(「緑の館」だったかな)音楽です(笑)。
有名すぎてオケがバックの名演がなかなか見つからない。
Sentimental Melody
Olivia Byington(クラシックの歌屋さんではない)の歌も良い。
Aline Talon
もうひとり優れた歌姫を見つけました。音程もしっかりしているし,最高音も楽々出しているし,Guinga が書いている名曲ではあるが複雑な和音が動いていくこんな曲歌えるかという名曲 Via Crucis もなんなく歌っているので,ちょっとググってみたら,オペラ歌手(ソプラノ)ですね。但し,このギタリストはまともな方ですが,その他彼女の伴奏ギタリストは,そもそも指が回っていない,自己陶酔型,いろいろの自己中,リズムグズグズ等々酷いもんです(苦笑),音響環境も個人の自宅のようでもありお粗末で,ゲネプロもやっていない,編集もしていないと思われますが,好きですね。暖かい声(地声)もいいし,音楽性も素晴らしいし,母性(親馬鹿かな)を感じさせるところ(笑)もいいし。
Via Crucis の譜は以下のサイトからダウンロードできました。guiter は,全然難しくはない。
https://www.cifraclub.com.br/guinga/via-crucis/partituras/
Adela
Joaquín Rodrigo(composer)
もう一曲アリーナの曲を。オペラ歌手らしくソプラノで歌ってるこれは分かりやすい(笑)。 Rodrigoも良い曲を書いてるじゃないか。見直したぞ(笑)。
Senhorinha
別稿でも触れた Guinga の名曲をアリーナの演奏でもう一度。
Catavento e Girassoln
Guinga & Aldir Blanc
ギンガの分かりやすいメロディアスな曲↑を見つけた。
ギンガは,炭鉱労働者の息子として生まれ,長じて歯医者になり,その後,演奏家兼作曲者になったという才能にあふれるうらやましい男のようですね。
↑でオケの前で guiter を弾いているのが彼だと思います。volcal の Leila Pinheiro はピアノの弾き語りも旨いようですし,彼我の音楽環境の差は絶望的ですね。
そういえば湯島の駅の上に生ジャズの店があった(湯島界隅には他にも生ジャズの店があったが全部廃業してる)が,そこでなかなか聴かせるサックス奏者がいたが,やはり歯医者さんだといっていたが,どうしてるだろうあの方は。
Cheio de Dedos
これくらいまでかギンガで聞きやすいのは(笑)。但し,ほとんどジャズだ(笑)
フルートがべらぼうに上手いのもわかるよね。イスラエルの Chorolê というグループと作曲者のコラボですね。
As Manhãs
伴奏者兼作曲者(Vicente Paschoal)の伴奏の腕前はまあ(笑)良かろう。
でも歌えるかい,こんな曲(笑)。アリーナはなるほどこういう(調性が揺らぐ)曲を得意としてるんだ。
でも,なんだか風呂場で歌っているような(笑)。
ギター編曲版
by Jasper Iturrospe
arr. Carlos Barbosa-Lima
Tristorosa
by ara Sierra Jaramillo
若い?のに巧い演奏だ。
この演奏家も雰囲気がある
Piano: Carla Reis
ギター編曲版
by Tatyana Ryzhkova
こちらの方が原曲に忠実
by Dmitry Zagumennikov
でも,やはりピアノだな。
Ave Maria
Brussels Chamber Choir
葉巻を咥えてガハハと笑っている作曲者(歴史と天文学の教授の息子です:笑)が書いたとは思えないアベ・マリアだ(笑)
センチメンタル「アベ・マリア」だ。
Bachianas Brasileiras No. 1
by Berlin Philharmonic
ベルリンフィルのチェロ奏者の十八番である。
彼は,セロとギターの名手だった。
「ブラジルの詩」より 吟遊詩人の印象
大田 美有
曲も演奏も悪くない。というかかなりな才能の持ち主だ。
Valsa da dor
by Arnaldo Estrela
わずかな前奏の後に短調に変ずる部分が美しい。但し,あんまりピンとくる演奏がない。
Choros No. 5 ‘Alma Brasileira
Nelson Freire
少々和音が濁っているところもあるが,彼らしいメロディアスな曲だ。
Valsa da Dor が2楽章を構成している。
Saudades das Selvas Brasileiras No.2
この曲悪くない。
Alma Brasileira
by Nelson Freire
O canto do cisne negro
Matthias Michael Beckmann, Violoncello (five-stringed)
Margit-Anna Suss, Harfe
セロ弾きなら誰でも知っているピアノとセロの名曲
5弦のセロとハープの合わせもなかなか聞かせる。
調べてみたらどちらも有名な独逸人演奏者ですね。
5弦のセロの軽みがハープによく似合っている。会心の演奏じゃないかな。
こちらが piano & sello の原曲だ。
Roger Lebow cello
Gayle Blankenburg piano
Bachianas Brasileiras II. Preludio
Modinha ・ Nashville Symphony Orchestra Cellos
これも超有名なメロディになったか。
Bachianas Brasileiras n 5
by Maria Callas
いうまでもない名曲
さんざん探したがカラスに尽きますね。凡庸なオペラ歌手と違いちゃんと「歌」を歌ってる。それに珍しく guiter 伴奏がまとも。これだけ「歌」を歌える芸術家はオペラ歌手を続けるべきではなかった。
そうすれば,幸せな晩年と美しい演奏を長く続けられたはずだ。
Salli Terri
もう一人の名歌手の名演奏がありました。
キターは,アルメイダが弾いているのでこちらの方が上手いか。
guiter 伴奏譜を見つけたが,最高音が H ですからね。音域が広すぎて素人の歌い手には移調しても無理な曲ですね。
フルートとギター編曲版
藤井香織
E.シーセル
悪くない。でもコメントのほとんどがブラジル人じゃなかろうか(笑)
Bachianas Brasileiras No. 6 – Aria
Adriana Ferreira – Flute
Rui Lopes – Bassoon
横笛とバズーンという珍しい合わせもの
ちょいと演奏は悪くはないが理想とはいえない。
横笛がメロディを感じていないという問題がある。
秀抜な編曲(というか途中でロックになってるし,でも悪くない)によるセロ等四重奏曲
by Break of Reality
cello Patrick Laird
Meta Weiss
Andrew Janss
drums & percussion
Ivan Trevino
“arranged and performed live by cello rock band, Break of Reality.”と youtube に書いてあるからアレンジも彼らがやっているんですね。才能ある音楽家を発見というところです。2cellos とは違った意味での才能だね。
Solid Ground
Break of Reality
もう一曲。
ロックバンドだが,こいつら上手いな。
”Break of Reality performs its original song, “Solid Ground”, composed by Patrick Laird and Christopher Thibdeau, “とあるからこの曲は彼らによって作曲されたものだ。
Helix
Cellists
Patrick Laird
Laura Metcalf
Brook Speltz.
これも悪くない。ロック版無窮動だね。
Akpen Birge
vocal Galymzhan Moldanazar (Kazakhstan)
カザフスタンのひげを生やしているが性別不詳のボーカルまで入ってきましたね(笑)。
これもよい。
Rains of Castamere Cello Cover
メンバーが良く変わるね。Patrick&Laura が変わらない程度
小柄なパーカショニスト Ivan がいい味出している。
「キャスタミアの雨」は,テレビ映画の主題歌らしい。日本のテレビ局でも放映された?昔,山口百恵を知らないだろうと昨年死んだ修習仲間から揶揄されたことがある人間です(笑)。
Nine Deep
これもいい。
Light the Fuse
これも逝かしている。
There’s Nothing Holdin’ Me Back – Shawn Mendes
by BROOKLYN DUO
Marnie Laird(piano)
Patrick がご機嫌なロックをセロとピアノのアレンジ版で弾いていますね。
昔,六本木で知り合ったロックチェリストどうしているかな。
□ よく弾いた曲から
Twelve Etudes: Allegro No. 1, Non troppo – Lento
by Julian Bream
高校生の頃は,この曲をよく弾いたものだ。あまりは早く弾いてはいけない。このブリームくらいがよい。但し,up がよくないが。
Etude No.11
by Vera Danilina
ちょいと単調すぎる演奏だが,まあ合格でしょう(ワハハ)
これもよく弾いた。高校の文化祭でも演奏した。
Prelude no.1
by Alexandra Whittingham
この娘の演奏はよい。小生の演奏よりずーと良い(笑)。熱が入ると,この曲でよく弦を切ったものさ。