ポトフ コツ

これもありふれた料理だがコツがある。
仲間内の山中で飲めや歌え(比喩である)の翌日の二日酔い人らに「旨い」と小さく歓声を上げさせる料理である。

肝だけ書く
1 材料 普通(?)ポトフの材料としてあげられるのは以下のものであろう。
・牛すね肉 150g/人 バラ肉でも良いが第一工程で浮かんでくる油は徹底的に捨てよう。
・ソーセージ
・タマネギ
・にんじん
・セロリ
・かぶ
・キャベツ
・ニンニク
・唐辛子
・トマト
・ジャガイモ(一般には忌避されるが私は好きである)
・月桂樹の葉

このうち余りなじみが無いのが
ソーセージ
キャベツ
トマト
である。

ソーセージは,しっかりしたまともなウインナソーセージを使う。
私は,「軽井沢ソーセージ」を使っている。
信州ハム製だがこれを使っている。
今ではどこのスーパーでもあるだろう。
拘るのであれば地元の肉屋謹製のものでもよい。

キャベツ
これを煮ると見てくれが悪くなるが入れないと味が全然違う。

トマト
これも煮崩れると見てくれが悪いがこれを入れると出汁がとてもよいものになる。

2 調理方法
第一工程
肉(一夜塩をしたものを使うとよい)
セロリの葉
にんじん(洗ったものをそのまま使う)
タマネギ まるのまま
ニンニク
月桂樹の葉
以上を材料がひたひたになる程度の水と圧力鍋に入れて強火にかけて蒸気が出たら,弱火にして約1時間煮る。
1時間したら火を止めて圧が下がるのを待つ。

第二工程
その後,他の材料(切らないでそのまま)とコンソメを入れて約15分同様に煮る。
そして同じく圧が下がったら最後に塩と<バルサミコ>を入れて味付けするのである。

バルサミコを使うのが最大のコツである。

人の別荘に招かれて「圧力鍋やバルサミコなんて有るわけないじゃん」と言われたらただの鍋(でも)重しをしてひたすら何時間でも煮るのである。人の別荘の火力だ,すきなように使おう(笑)。
バルサミコすらない?やむなし「酢」を使うしかない。なお,持参した少量のバルサミコを懐から出せば株も上がる。

これを前日の酒の席から作っておくのである。簡単でしょ。
できればパンも作っておくとよい。バルサミコもない別荘に製パン機などはないだろうが。