Scriabin 神秘和音

12 Etudes Op.8 No.12 by Vladimir Horowitz
スクリャービンというとこの曲とこの演奏家だろうが,彼の演奏が酷すぎる(笑)。うつ病のせいか,お歳のせいか。
調べてみたら,エチュード8.12は,最高難易度のピアノ曲とありましたね。こんな曲は誰に贈れるか(笑)
    Chopin の”Ocean” を弾いたときはいくつだったのか。この演奏の迫力は何だ(笑)。アルペジオの最高音の弦が切れそうな音を出している。
    Etude Op.25 No.12 in C Minor
    ショパンも若い頃はこういう激情まみれのロマン派的な曲を書いていたんだ。
    但し,小柄で手も小さく,そのためピアノも小型の特注サイズのものを使っていた彼の演奏はこんな風に怒濤のような感じになっていたのだろうか。「大洋」というのは後世の命名だしね。
    なお,ショパンは全然詳しくありません(笑)
    少し,ショパンを聞いてみたら,左手はアルペジオ,右手はメロディ(複雑なものもあるけど)かな。簡単にまとめすぎか(笑)
    Evgeny Kissinの演奏は非常に上手いんだが,明瞭すぎて不健康なところがなさすぎ,貴公子はこの歳になっても貴公子なのは変わらずか(笑)
    Daniel kharitonov
    若いが上手い,今ショパンか。

    Prelude op. 28 n°24 in D minor
    by Evgeny Kissin
    嵐と名付けられたこれもそうですね。これくらいは中学生の頃に聞いたことがある。
    あまりいい演奏を探せない。
    感情の高ぶりで我を忘れるような演奏が多すぎる。

Yejin Noh
私はお隣の国のこの演奏家の端正なエチュードの演奏が結構気に入っている。

Prelude Op 9 For The Left Hand Alone
by Valentina Lisitsa

    Beethoven Sonata # 14 “Moonlight” Op. 27 No. 2
    Valentina Lisitsa のベトベンの月光の第1楽章の演奏が天才的であることを発見,少々,音量が小さいのが問題だが。なお,第3楽章はほんの少し惜しいところがある。
    ある高校生がグレン・グールドのこの曲の演奏を聴いた時,凄いと思ったものだが(初めて私が演奏評論(グールドのタッチは当時のピアノの音をなぞられたものだという生意気な評論)を試みた演奏でもある(笑)),この演奏家の第1楽章の演奏もやはり凄い。グールドより凄いかも。でも,第3楽章がそこまで及んでいない。例えば,2小節目の末尾の八分音符の sf の次の音のスタッカートの解釈が  sf p のように p というか弱々しくぼやけて聞こえてしまうところがある。というか sf のスタッカートほど上手くない。惜しい。でも我ながら細かい(笑)。

神秘和音に逝ってしまった彼の曲はあまりすきでないが,その前までの piano 曲は,かなり好きですね。

op.11 No11
by Yuja Wang
この演奏家の演奏は実は好きでない。どう,私って指が回るでしょうという演奏が多すぎる。でもこの曲の演奏だけは取り上げるしかない。本人もずいぶん気持ちが入っていそうだし,その気持ちが演奏に表れている。

5 Preludes Op 16
by IGOR ZHUKOV
これなんか実に美しい。

Seven 7 Preludes Op.17 – No.3 in D flat major
これも非常に美しい。

Complete Études
by Dmitri Alexeev
こんな美しい曲を書いていた作曲者の心変わりは何だったのか。

Prelude Op. 15: No. 4. in E Major, Andantino
by Zlata Chochieva
儚げな曲だ。とてもあの曲を書いた作曲者とは思えない。

頭出し終わり(笑)