□ Puccini

Crisantemi
by the Enso String Quartet
あれっ,オペラなんか嫌いと言っていたけど?
そうです。今でも嫌いですが,この曲に会って,少なくともプッチーニだけは違うかなと。
ただ,この方は聴衆を馬鹿にしていて「アホな聞き手にはこの程度の曲でよいよな。」と考えていた節があるのです。そう,音楽(オペラ)を金儲けの手段と考えていたところがある。
但し,こういう歪んだ性格は嫌いじゃありませんね(苦笑)。
なお,こいつらかなり上手い。
下手をするとただ退屈なベトベンの曲(笑)↓を小気味よく弾いている。
ラズモフスキー
但し,彼らの Naxos レーベルの Puccini/Verdi/Strauss: String の CD はやめた方が宜しいかと。
演奏はともかく選曲が「菊の花」を除き勘弁な代物ばかりです(笑)。

彼は,シェーンベルクの『月に憑かれたピエロ』Pierrot Lunaire by Boulez を熱心に研究し、実際の演奏にも触れ、これを傑作と呼んでいたということのようですからミューズの神に愛される音楽の才能は十分にあったのでしょう。
尤も,Verklärte Nacht, Op.4 by Boulez.
だったらもっと評価したのに(笑)

なお,youtube の端書きには,以下のような記載がありますから「一夜で書いた」というのが本当ならすごい才能です。
私が,すさまじい才能があるのに手抜きの曲が多いと軽蔑してやまないモザータイプなのかもしれません。
“that Puccini wrote in 1890 in a single night as a response to the death of the Duke of Savoy.”

但し,プッチーニは,どれだけ持てる力の全てを絞り出し,こういう曲を書いていたかにより私の評価が決まります(と偉そうに:苦笑)。

彼の他の室内楽に当たってみましたが、いずれも習作という程度の曲しかなく、菊の花に並ぶような曲はありませんでした。
これでプッチーニは終わり。

Icefield Sonnets; III. North is a Notion
Pierre Jalbert(composer)
Enso String Quartet
エンソーストリングの別の演奏 悪くない
作曲者の Pierre Jalbert の情報がサイトにあまりない。

□ Henryk Gorecki
Górecki: Symphony No. 3  悲歌
Dawn Upshaw (vorcal)
London Sinfonietta
David Zinman
Composer: Henryk Gorecki
グレッキを「唯一曲」の作曲者というのには異論があると思うがとりあえず思いつくので挙げた。
言わずと知れた Dawn Upshaw の出世作だ。
彼女の声が入ってくるときが素晴らしい。

Samuel Barber
既出だが,↓のバーバーもそうだろう。
Adagio for Strings Op.11
Samuel Barber
一応,過去に彼の曲を相当漁ったことがあるから間違いない(笑)

□ Webern
«Langsamer Satz»
Anton Webern
Emerson String Quartet

Webernを「唯一の」などと形容するのは不遜と謗らせそうだが,Webernの無調の曲はどうも好きになれないからブラームスの影響が見られるというこの曲だけが好きなのであるからいいだろう。
尤もブラムスの影響というより,もそっと違う誰かを思い起こさせるが思い出せない。

□ 幸田 延
ヴァイオリンソナタ 第1番 変ホ長調
ヴァイオリンソナタ 第2番 ニ短調
明治3年生まれのこんなすごい音楽家が我が国にいたのは信じられない奇跡だ!

彼女が,ヴィーンに留学した1891年頃は,50代後半のブラムスが活躍していた頃だから,これらの曲はいささか古めかしく聞こえるが中身は古典派を少しく進めたもののごとくでかなり立派なものだ。
我が国の誰もこの人の血及び曲作りを受け継がなかったのか。