師戸城址からの印旛沼
初めまして
弁護士藤本博史からご挨拶を申し上げます。
当事務所は,平成28年6月に,成田市に開設されたばかりの法律事務所です。事務所所在地は,JR成田駅から徒歩1分と極めて至便な場所にあります。
私の住まいは船橋市ですが,印旛沼周辺の自然や農村の風情が快く,高校生の頃から印旛沼まで自転車で遠征していました。「師戸城址」という極めてローカルなところを知っているのはそういう理由からです。
以上の経歴からお分かりのとおり,出戻り(笑)の弁護士ですから,裁判実務については,弁護士,裁判官双方の立場から,それなりの経験を積んできたと考えており,法律問題でお困りのご相談者やご依頼者のご期待に相当叶うであろうとも自負しております。
当事務所の扱う実務分野は,金銭問題,不動産問題,債務整理,倒産,会社法関連,離婚等身分関係,遺言遺産関係などの民事法分野はもちろんながら,刑事事件,少年事件など刑事法分野を含む,市民から企業,各種法人の関係するほとんどすべての法律実務を取り扱っております。
また,極めて特殊専門的分野についても,その方面の東京の専門家にご紹介することも可能ですから,ご依頼者のお困りごと全般ついて,相当程度対応が可能であると考えております。
プロとしての心構え
弁護士の格言めいた言葉に「所詮人ごと」というものがあります。
これは,あまり過度に依頼者にのめり込んで仕事をするのを避けるべきだという心構えを説くものでもあります。我々法律家は,法律上の紛争状態というものについては,当然,慣れています(特に,裁判官は悲惨な事実に慣れていると公言する者もおります。)。医師の重大な病いや負傷に対するものと同じく,非常な事態に直面しても恐慌に襲われることなく,また,感情的にもならずに的確な処理を淡々と行えることこそが法律的に困難な事態に直面した人にとって最も好ましいプロと言えるでしょう。
弁護士は,そういう意味でプロたるべき者と考えておりますが,しかし,慣れているというのは,必ずしも無関心とも冷淡とも異なるというべきでしょう。医師が自分や家族の病気であたふたするのと同じように,長い経験を有する弁護士であれば,やっかいな法律問題が自分に降りかかってきた場合の焦燥を十分想像できるものです。それを依頼者に素直に表すべきかは中々微妙な問題ですし,弁護士の個性にも依るでしょうが,少なくとも言葉に出すかどうかは別にして,私は困っている依頼者に「寄り添う」という努力をしてきたつもりです。
そしてこの「熟練した冷静さ」と「のめり込み」の中間のどこかに優れた法律家の理想があるのではないかとも考えています。
依頼者の権利実現というものは,裁判というものの性質上,そう易々手に入るものではないので,お気楽な(笑)ご相談者に,プロとして,厳しいことも,時に,言います。どうも私にはそういう傾向が強くあるようです(笑)が,それは単なる冷笑とも憤激でもなく貴方の権利擁護を全うすべくプロとしての助言であったり愛の鞭を振るっていたりのこと(笑)だとご留意いただければ幸いです。
その上で,共に歩んでいこうではありませんか。